「マツコさんは年々身長が縮むことで死の危険すら感じたようで、ようやく本格的に対策を練るようになったそうです」(制作関係者)
12月9日、マツコ・デラックス(52)は『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、自らの身長に関する事実をこう告白していた。
「去年から今年にかけて人間ドック、1年ぶりに受けたら1センチ縮んでた。その前も5ミリぐらいずつ毎年身長が縮んでて、この10年で5cm縮んだの!」
前出の制作関係者は続ける。
「実はマツコさんの身長が縮んでいることは同じ番組内で2年半前にも話題にしていました。番組内で整形外科医に聞いたところ、50歳前後で身長が減る理由は大きく分けて3点あると解説していました。1点目は骨粗しょう症で骨がもろくなり、体の重みに耐えきれず、背骨がつぶれているケース。2点目は椎間板の厚みが減少し、加齢現象として無症状で進行していくケース。そして3点目は、単純に姿勢が悪くなり、背中が丸くなっているケース。マツコさんは整形外科での受診を勧められていましたが、放置していたところ、昨年、中高年の身長減に関する統計が出て、また気にするようになったようです」
その統計とは、’23年3月に発表された福島県立医科大学などの研究者たちの論文だった。
「40歳以上の日本人約22万人のデータを分析した結果、身長が2年間に0.5センチ以上縮んだ人は死亡リスクが約26%上昇することが明らかになったのです。身長が0.5センチ以上短くなっていた男性は、そうでない男性に比べて高身長で、心血管疾患(心筋梗塞、狭心症など)の既往歴がある人、高血圧の人が多い傾向があることなどがわかったのです。
かつては、“高齢になって身長が2センチ以上縮むと、死亡率が約2倍アップする”という産業医科大学による調査結果もありました。骨折、心筋梗塞などの心血管疾患のリスクが増大するというのです」(医療ジャーナリスト)
柏の葉整形外科の山田睦雄副院長は、マツコの身長減について、こう分析する。
「マツコさんの場合は、椎間板がつぶれてきているのではないかと思います。体重による腰椎への負荷はリスクになることもあります。また、ふだん歩かなかったり、筋肉を使わないと、骨がもろくなるリスクは高まりますよね」
マツコ本人も、身長減のリスクをようやく認識し、ある“結論”にたどりついたようだ。9日放送の番組で、こう続けて話していた。
「身長が縮んでるんですよ。日に当たってないから! どんどん腰が曲がってきて。とりあえず日の当たる家に引っ越したらダメ? 本当にこれ、まずいのよ、日に当たらないと……」
現在、マツコは都内でマンション暮らしをしている。だが、日光が当たらない場所だと同番組では力説していた。
「私、本当に日に当たっていないのよ。うち窓が開かないのね。ビルの上にあるマンションで。直射日光じゃないとダメなんだって」
’25年は日当たりのいい家に転居したいというのだ。“死にたくない”ため、ついに動きだしたマツコ。身長減対策に日光は本当に効果的なのだろうか。前出の山田副院長はこう語る。
「日差しを受けることで、全く効果がないわけではないです。日光に当たって活性型ビタミンDが作られることで、腸管からのカルシウムの吸収がよくなり、骨密度が上がることにはつながるでしょう。若いころからずっと日光が降り注ぐ屋外で運動していた方は、中高年になっても骨密度が保たれることが多いとはいわれています」