歌手の森山良子が24日、テレビ朝日系「徹子の部屋」で、昨年12月に元夫を肺がんでなくしたことを振り返った。
黒柳から、昨年12月に森山の別れた元夫で、息子の森山直太朗にとっての父が亡くなったと聞かれ森山は「そうです」。入院中は、直太朗夫妻が中心となって世話をしており、直太朗が留守にしているときは、直太朗の妻が、夫の言葉をすべて録音して、直太朗に聞かせてくれていたという。
亡き夫は「小さい時にお母様が亡くなってるんで、すごくつっぱって生きてきたのが、ようやく元のままの自分になれて、亡くなったお母さんと笑顔で会える、早くお母さんに会いたいと言っていたようで。直太朗夫妻が愛を込めて接していた」と語った。
元夫からは「森山良子は大好きで尊敬しているが(本名の)相良良子は大嫌い」と言われたことがあったといい「(自分も公私の)切り替えができなかったのもあったし、お互い様のいろいろな問題があった」と振り返るも「ただ、子供にとってはパパはパパ」だったことから「最後に時間を取り戻すみたいに、何かあれば彼のもとに駆けつけて、話を聞いて…。そういう最期を迎えられて、パパの方はいい最期を迎えられたと思う」と話した。
森山も亡くなる直前に元夫に会いに行ったといい「意識はなかったが、名前を呼んだら『うー、うー』って言ったりして。ママが来たこと分かってるって」と直太朗にも言われたという。
女手で育てた直太朗については「寂しかったんだろうなって。パパと一緒の時間がたくさんなかったことが…。頑張ったつもりだったが皆で一緒にいる時間が、私も忙しかったので」と複雑な表情を浮かべていた。