上皇さまが91歳の誕生日を迎えられました。天皇皇后両陛下の長女・愛子さまはけさ、インフルエンザの診断をうけ、天皇ご一家は祝賀行事への出席を取りやめられました。
91歳の誕生日を迎えられた上皇さま。お住まいの仙洞御所では、午前中から祝賀行事が行われています。
弟の常陸宮さま、妃の華子さまら皇族方や職員の代表などから祝賀を受けると、上皇さまは感謝の気持ちを示されたということです。10月に脚を骨折した上皇后さまも杖をつかずに立たれていたということです。
天皇ご一家はけさ、愛子さまが侍医からインフルエンザと診断されたことをうけ、出席を取りやめられました。
宮内庁によりますと、愛子さまはきのう夜、38度台の熱と咳があったということです。両陛下の体調に変化はなく、愛子さまは27日まで日本赤十字社への出勤や行事への出席を控え、お住まいの御所で療養されます。
上皇さまは今年5月、戦時中の疎開先だった栃木県日光市を訪れ、8月には長野県軽井沢町に滞在してキャベツ畑を散策されました。
宮内庁は上皇さまの体調について、心不全の診断指標となるBNP値がやや高いものの、比較的安定した状態が続いているとしています。