国際サッカー連盟(FIFA)は4日、2025年6月開幕するクラブW杯(米国)の全63試合を動画配信大手「DAZN」が無料放送すると発表した。
新たなフォーマットとなるクラブW杯は昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝のレアル・マドリードをはじめ2022年アジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇したJ1浦和など各大陸大会で好成績を残した32チームが参加。1次リーグの組み合わせ抽選は5日(日本時間6日)に行われるという。
今大会の放映権についてはDAZNがFIFAに10億ドル(約1500億円)を支払うと報じられているが、フランスメディア「20minutes」によると、FIFAは当初、放映権について、Appleグループと交渉していたものの、10億ドルの提示額を受けて決裂。「FIFAは40億ドル(約6000億円)を期待していた」という。
同メディアは「FIFAの(ジャンニ・インファンティノ)会長は2034年W杯の主催者となる可能性が高いサウジアラビアが助けてくれるのを期待している」と報じていたが、期限とされた12月上旬までに「このような金額の高さに興味を示したテレビ局やプラットホームはなかった」と伝えた。
最終的に、DAZNがFIFAの提供する「FIFA+」で視聴できるアーカイブと〝統合〟することを含めた契約で合意したという。