サッカー:長年のジャーナリストでFIFA賞受賞者の香川氏が99歳で死去
長年サッカー記者として活躍し、日本人として初めてFIFA会長賞を受賞した香川浩氏が木曜日、老衰のため死去したと事情に詳しい関係者が明らかにした。享年99歳。 香川弘選手(左)は2015年1月、チューリッヒでFIFA会長ゼップ・ブラッター氏からFIFA会長賞を受け取る。(FIFA/ゲッティ/共同) 神戸出身の彼は、日本におけるワールドカップ取材の先駆者であり、2014年のブラジル大会まで計10回のワールドカップを取材し、89歳にして試合の取材で注目を集めた。 日本サッカー協会は2010年に香川選手を日本サッカー殿堂入りさせた。サッカーの国際統括団体は2015年に香川選手の功績を称え、FIFA会長賞を授与した。 日本サッカー協会の宮本恒靖会長は「香川さんはサッカーの素晴らしさを伝え続けた人生を私たちに残してくれた。これからは私たちも、日本サッカーのさらなる発展のために、全員で引き継いでいかなければならない」と語った。 香川氏は1952年に産経新聞に入社し、サンケイスポーツ編集長などを歴任した後、定年退職後にフリーに転向した。 彼が初めてワールドカップに出場したのは1974年の西ドイツ大会で、伝説の選手フランツ・ベッケンバウアーとヨハン・クライフの活躍を見るために自費で旅をした。その戦いのことを彼はまるで昨日のことのように生々しく語っていた。 戦時中、神風特攻隊員に志願した香川さんは、日本でサッカーがまだ人気がなかった時代にサッカーに光を当てた。 親しみやすく情熱的なリポータースタイルで知られる香川氏は、日本サッカーの父として知られるデットマール・クラマー氏や、同国サッカー史上最多得点選手の釜本邦茂氏らにインタビューした。 今年は、数千点に及ぶ歴史的資料を収蔵する神戸市中央図書館の神戸・香川サッカーコレクションが開設されてから10周年の節目の年だった。香川は12月29日に生誕100周年を迎える。 「全員がサッカーをよく研究し、日本サッカーは順調に進み、少しずつ成長してきた」と香川は語った。
激しい炎…横浜で住宅6棟燃える 火事が広がった“4つのワケ”
**横浜で大火災**: 横浜市内の住宅6棟が火災に巻き込まれ、甚大な被害が発生し、大規模な緊急対応が必要となりました。 **午後4時20分に火災が報告されました**: 住民は、午後4時20分頃に住宅から炎が出てきて、火が周囲の住宅に急速に広がったと報告しました。 **緊急対応の課題**: 消防士は狭い道路へのアクセスに困難を抱えており、火災現場に迅速かつ効果的に到達することができませんでした。 **負傷者の報告なし**: 当局は、火災による負傷者や死亡者は出ておらず、火災は午後 10 時までに鎮火されたことを確認しました。 **調査中**: 警察と消防当局は火災の原因を突き止めるための調査を行う予定で、調査結果はまもなく発表される予定です。 **特定された要因**: 専門家は、緊急通報の遅れ、狭いアクセス道路、住宅密集、乾燥した気候など、火災が急速に広がった主な 4 つの理由を挙げました。 **最近の火災事件**: この事件は先月東京で発生した同様の火災に続くもので、人口密集住宅地における火災安全性に対する継続的な懸念を浮き彫りにしています。
日本の実質賃金、2か月連続の下落後10月は横ばい
厚生労働省が6日発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)では、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比で横ばいだった。電気・ガス代の補助再開で物価の伸びが鈍化した上、最低賃金の引き上げによる賃上げが広がり3カ月ぶりにマイナスから脱却した。 10月の消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)の伸び率は2.6%だった。政府の電気・ガスの負担軽減策により9月(2.9%)より下がった。名目賃金を示す現金給与総額は29万3401円で、2.6%増だった。 実質賃金は5月まで26カ月連続でマイナスが続いた後、6〜7月は賞与の押し上げによりプラスに転じた。賞与の効果が薄れた8月からは再びマイナスになっていた。厚労省の担当者は「賃上げにより名目賃金の上昇は続いても、実質賃金が上昇するかどうかは物価次第だ」としている。 10月の現金給与総額の内訳を見ると、基本給を中心とする「所定内給与」は2.7%増え、31年11カ月ぶりの高い伸びだった。企業の賃上げが進んでいるほか、10月以降に最低賃金が上がった効果が出た。最低賃金の引き上げ幅は全国平均で51円と過去最大だった。賞与など「特別に支払われた給与」は1.7%のマイナスだった。 総実労働時間は0.5%短い139.8時間となった。 働き方ごとに見た現金給与総額は、正社員を中心とするフルタイム労働者が2.6%増の37万4654円、パートタイム労働者が3.3%増の10万9806円だった。パートタイム労働者について時給換算した所定内給与は4.2%増の1356円だった。